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AMD Athlon XP 2200+リリース
AMDは0.13μプロセス製造となるThoroughbredコアベースのAthlon XP 2200+をリリースした。動作クロックは1.8GHz、1,000個ロット時の価格はPentium 4 2.26GHzと同じ$241となる。なお、Athlon XP 1700+から2100+の製品もThoroughbredコアへと置き換えられる。
ThoroughbredではL2の追加やSSE2への対応といった性能面での改良はないものの、製造プロセスが0.13μになったことによる低発熱、低消費電力化と、製造コストの削減が実現されている。コア電圧はPalominoの1.75Vと比べ0.1V以上低く、1700+から1900+が1.50V、2000+と2100+が1.60V、2200+が1.65Vとなり、消費電力は同クロックのPalominoよりも12%から20%ほど抑えられる。ちなみに、ダイサイズは128sqmmから80sqmmへと縮小 (Northwoodは現在131sqmm)、トランジスタ数も3,750万から3,720万へと減らされている。
新コアとなったAthlon XP 2200+だが、パフォーマンスに関してはPalominoからの飛躍的な向上というものは無く、動作クロックの上昇分の性能向上に留まっている。また、初期のチップということもあるだろうがオーバークロックも期待できないようで、1.88GHzでも安定動作は望めないようだ。なお、Tech Reportの行ったAthlon XP 2200+ベンチマークでは、x87演算を多用するテストを除き、Pentium 4 2.4GHz/400MHz + DDR266環境を下回る結果となっている。以下はスコアの一部。
| Athlon XP 2200+ KT333+DDR333 | Athlon XP 2100+ KT333+DDR333 | Pentium 4 2.4GHz i845+DDR266 | Pentium 4 2.53GHz i850E+PC800 |
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Sandra 2002 ALU [MB/sec] | 2023 | 2039 | 2016 | 2734 |
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Winstone 2002 Content Creation | 35.1 | 34.2 | 37.8 | 40.8 |
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Lightwave Rendering [sec] | 167.6 | 173.6 | 126.4 | 120.6 |
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Comanche 4 800x600x32 [fps] | 41.92 | 40.75 | 44.69 | 49.11 |
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