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Seagate HAMR: 50Tbpsiの記録が可能に
SeagateはHDDの記録密度を驚異的に増加させることが可能となる技術を発表、デモンストレーションを行った。この技術はHAMR (Heat-Assisted Magnetic Recording)と呼ばれ、1平方インチあたり50Tビットの記録密度が達成できるという。
現在のペースでHDDの記録密度が向上していくと今後5-10年ほどで、超常磁性として知られる物理的限界のために磁気的に不安定な状態が発生し、記録密度の向上は不可能になると言われている。これは、より安定した媒体を使用することで解決できるものの、現行の磁気ヘッドではデータの記録が出来ないという。そこで、HAMRではまず媒体上のデータビットを記録する場所に正確にレーザー光をあてて熱し、これにより媒体への記録を可能とする。その後急激に冷却することで書き込んだデータを安定させられ、結果、記録密度を劇的に増加させることが可能になるという。
Seagateによれば、HAMRを利用する製品は現行製品と同等の価格帯で提供されると言われている。このため数年後にはTBクラスの3.5インチHDDが、数万円程度で登場することになりそうだ。
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