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AMD Hammer投入を延期
AMDは公式ロードマップを更新、Athlon ClawHammerとAthlon XP Bartonの投入時期をそれぞれ3ヶ月延期した。AMDでは、ClawHammerのリリース時期は2003年Q1終盤からQ2、Bartonの量産出荷は2003年Q1になる見込みと話している。なお、サーバー向け製品となるOpteronプロセッサのリリース時期は変更されず、2003年上半期中の投入予定とされている。
Hammerの延期に関する公式な理由は伝えられていないが、コアの再設計や製造上の問題など、幾つかの理由が考えられているようだ。一つは現在のコアで動作クロックが思うように上がらなかった場合で、コアの再設計が必要になるという。この場合、Thoroughbredのようにメタル層を追加した新リビジョンを用意することになると見られる。また、SOIプロセスによる製造が予想よりも不調となっている可能性もあるという。AMDのように製造コストが重要視される環境では歩留まりを向上させる必要があるものの、未だ量産化が難しい状態と見られている。最終的に量産化が不可能となった場合に備え、AMDでは既にSOIを使用しないバックアッププランを用意しているという見方もあるようだ。このほか、メモリコントローラの統合が将来性を制限するということも影響している可能性があるという。
これらの情報が事実であるかはわからないが、Hammerが遅れている理由である可能性はありそうだ。Athlon Hammerの量産出荷は2003年Q2中盤ごろか、もしSOI不採用版が投入されることになればQ2終盤ごろになると見られている。
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