|
|
|
|
NVIDIA GeForce4 4200 Goリリース
NVIDIAはAGP 8xもサポートしたモバイル向けGPU、GeForce4 4200 Goを投入した。チップはNV28を基に省電力機能のPowerMizerなどが追加されたNV28Mコアベースで、nfiniteFX IIエンジン、LMA IIを実装、Accuview AAおよびnViewをサポートする。なお、GeForce4 4200 Go搭載ノートは2003年Q1中に発売される見込みのようだ。
NV28Mはデスクトップ版であるNV28の機能をそのまま継承し、さらにモバイル向けに省電力機能のPowerMizerを実装している。チップは2 Vertex Shader、Pixel Shadeを備え、4パイプラインそれぞれに2テクスチャユニットという構成、コア/メモリクロックは200MHz/400MHzでFill Rateは1,600MTexels/sec、メモリ帯域幅は6.4GB/secとなる。またPowerMizerによりコア電圧が1.05Vから1.25Vで可変、コアクロックは最低25MHz、メモリクロックも100MHzまで落とすことができるという。ただし、NV28MではLVDSやTVエンコーダを内蔵しておらず、ノートPCではGPUのほかにこれらの外部チップを使用する必要があるほか、発熱量などの問題からMobile AGPパッケージは用意されないようだ。
性能面では、デスクトップ版のTi 4200とはかなりの差があるものの、Mobility Radeon 9000との比較では全体的に高いスコアを示しているようだ。AnandTechが行ったベンチマークによれば、4200 GoはMobility Radeon 9000に対し、特に高解像度時で50%ほど高いスコアを出しているという。ちなみに、Ti 4200に対しては40%ほど低い数値であるようだ。テストはPentium 4(-M) 2GHz、i845、512MB PC2100環境下で実施されている。以下はスコアの一部。
| GeForce4 4200 Go | Mobility Radeon 9000 | GeForce4 Ti 4200 |
---|
Jedi Knight2 1600x1200x32 HQ | 77.2 | 51.8 | 106.7 |
---|
Unreal Tournament 2003 Flyby 1280x960x32, 2xAA | 43.6 | 29.0 | 64.9 |
---|
| |
|