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AMD Athlon XP 3000+ リリース
AMDは、BartonコアベースとなるAthlon XP 3000+を投入すると発表した。Bartonコアでは、L2キャッシュがThoroughbredと比べ倍の512KBとなり、トランジスタ数は3,706万からNorthwood並みの5,403万に増加した。これにより、ダイサイズも84sqmmから101sqmmとなっているが、Northwoodの145sqmmと比べればコンパクトなものになっている。
チップは0.13μプロセスにより製造され、333MHz FSBに対応、動作クロックは2.17GHzで、1,000個ロット時の価格は$588。また、Athlon XP 2800+が$397から$375に引き下げられたほか、Athlon XP 2500+は$239でQ1中に出荷が開始されると言われている。Barton 2800+は2.08GHz、2500+は1.83GHzで動作する。
The Tech Reportが実施したベンチマーク結果によれば、LinpackメモリパフォーマンスではThoroughbredがブロックサイズ300KB付近で失速しているのに対し、Bartonは512KB手前まで高いスコアを維持している。Business Winstoneではこのキャッシュ増量の効果が現れていて、同クロックのThoroughbred 2600+とBarton 2800+/2.08GHzでは3ポイント(8.5%)の差が見られるようだ。
テストはA7N8X Deluxe(nForce2 SPP+MCP-T)、512MB DDR333、Radeon 9700 Pro環境で行われ、比較用のPentium 4システムはD845PEBT2(845PE)とされる。以下はスコアの一部で、KribibenchはSSEを使用したマルチスレッド型ソフトウェアレンダリングエンジン、POV-RayはSSE2を使用したシングルスレッド型のテスト。なお、Athlon XP 3000+はオーバークロックにより、2.4GHzでWindowsの起動まで、2.34GHzでの安定動作が可能であったようだ。
| Athlon XP 3000+ Barton | Athlon XP 2800+ Barton | Athlon XP 2800+ Thoroughbred | Pentium 4 3.06GHz HT |
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Winstone 2002 Business performance | 37.8 | 37.1 | 35.3 | 33.9 |
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Winstone 2002 Content Creation | 47.1 | 45.6 | 46.9 | 43.1 |
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Kribibench jetfog.d "Realistic", rendering | 24.19 | 23.34 | 22.44 | 29.49 |
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POV-Ray chess2.pov, rendering | 305sec | 318sec | 294sec | 335sec |
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