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Centrino パフォーマンス
Intelは、3月12日にリリースを予定しているCentrinoを公表、この中で、Pentium 4-MやPentium III-Mプラットフォームと比べ性能が高く消費電力は低いというベンチマーク結果を示した。CentrinoはPentium-M/Baniasプロセッサ、i855チップセット、Pro/Wireless 2100を組み合わせたプラットフォーム。
テストは表計算からDVD作成といった様々なタスクを、ほぼ同一環境のPentium III-M 1.2GHz、Pentium 4-M 2.4GHz、Pentium M 1.6GHzで実行したものとされる。これによると、CentrinoのパフォーマンスはPentium IIIシステムと比べ34%高く、より高クロックで動作するPentium 4-Mを12%上回るとされる。またCentrinoは、14.1" TFT使用時でも48W/Hrsのバッテリーで5時間16分の動作が可能であったとされ、Pentium III-Mの3時間55分を大きく上回るという。
Intelではこれらプロセッサの動作時における消費電力値も公開し、アイドル時にはPentium III-MよりもPentium Mのほうが低消費電力であることが示されている。これによれば、ピーク時の消費電力はPentium MがPentium III-Mをわずかに上回るものの、省電力機能が効果的に働いているほか、アイドル時にチップやFSBの電力供給を断つことが有効と見られ、結果として全体的な低消費電力化が実現されているようだ。
また、Baniasの後継で90nmプロセス製造となるDothanについても簡単に触れていて、2MB L2キャッシュを実装するものと言われている。Dothanは2004年初めに登場すると見られ、Baniasとはピン互換、Centrinoプラットフォーム上で動作する。
Intelはこのほか、新しい省電力技術などに触れている。ここではまず、Newportコンセプトデザインに使用されている低温ポリシリコンLCDパネルについて、消費電力がおよそ3Wほどであると語ったようだ。次に、ノートPC用では初となる燃料電池を登場させている。バッテリー容量は150W/Hrsとされ、一般的に使用されている40から50W/Hrsよりも大容量となるが、見た目も少々大きい。こちらは今後2年ほどで製品化できると言われているようだ。
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