|
|
|
|
Power5 マルチコア, マルチスレッド型CPUに
IBMが2004年の投入を予定しているPower5は、初のマルチコア、マルチスレッド型プロセッサになる見込みであるようだ。Power5はデュアルコア設計で4スレッドを同時に実行できるものとされ、Power5ベースのサーバーでは現行のPower4システムと比べ4倍のパフォーマンス向上が可能であるという。
Power5はワンチップにデュアルコアを搭載した64-bitプロセッサ。デュアルコア設計に関しては、Intelが2005年にリリース予定のItanium 2、Sunが年内にリリースする計画のUltraSparc IVチップで採用されている。また、マルチスレッディングはXeonやPentium 4に搭載されているHyper-Threadingテクノロジと同様のものと見られる。Poewr5はこれら、マルチコア、マルチスレッディング技術を併せ持つ初の製品になると見られているようだ。
Power5は、マルチスレッディング向けに再設計された実行ユニットと新たなCPUコアを持つとされる。チップは現在130nmプロセスで製造されており、投入時の動作クロックは1.5GHz以上になると見られている。また、キャッシュの構造については明かされていないものの、メインメモリと高速にデータを転送するための新たなテクニックを使用していると言われているようだ。なお、現行のPower4(+)では1.5MBのL2キャッシュを実装し、32MBの外部L3キャッシュモジュールを備えている。
| |
|