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Mobility Radeon 9600 Pro/M10ベンチマーク
ATiが投入したモバイルグラフィックスの新製品、Mobility Radeon 9600 Pro/M10チップのベンチマークが現れている。Mobility Radeon 9600 Proはデスクトップ版製品と同様、4パイプライン、2 Vertex Shaderユニットを備え、6,000万トランジスタで構成されるもの。6xAA、16x異方性フィルタリングもサポートされた。コア/メモリクロックについては、Pro版が350MHz/300MHz+、非Pro版が300MHz/250MHzほどになると見られている。
ベンチマークはデスクトップにM10を搭載したAGPカードを接続して行われている。動作クロックはMobility Radeon 9600 Proと同じ350MHz/300MHzとされるが、カード上のメモリはGDDR2-Mではなかったようだ。テストはPentium 4 3.06GHz環境で行われ、NV30ベースで300MHz/300MHz動作のQuadroFX 1000+i850EシステムのほかGeForce4 Ti 4200と比較されている。
ベンチマークによれば、M10はTi 4200を大きく上回るパフォーマンスを示しているようで、特にUnreal Tournament 2003上での4xAA有効時にはTi 4200の倍以上のスコアとなったようだ。また3DMark03では、シングルテクスチャによるフィルレートでNV30の840MTexels/secを上回る893MTexels/secであったほか、Vertex Shaderテストで8%、Pixel Shaderテストでは178%上回る結果であったとされる。以下、スコアの一部。なお、M10にはβドライバが使用されており、製品版の性能とは異なる可能性がある。
| M10 | QuadroFX 1000 | Ti 4200 |
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UT2003 1280x1024, Antalus | 87.2 | 98.9 | 72.7 |
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3DMark03 1024x768 | 3129 | 3522 | - |
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