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Intel Pentium 4-C, 865リリース
Intelは、800MHz FSBとHyper-Threadingをサポートするメインストリーム向けPentium 4プロセッサと865チップセットファミリーをリリースした。新たに800MHz FSB対応となるのはPentium 4 2.80C、2.60Cと2.40C-GHzの3製品。1,000個ロット時の価格は2.80C-GHzが$278、2.60C-GHzが$218、2.40C-GHzが$178に設定されている。
865チップセットファミリーはデュアルチャネルDDRメモリインターフェース、Communications Streaming Architecture (CSA) によるネットワーク専用バスを備え、ICH5及びICH5Rとの組み合わせにより2 Serial ATA、8 USB 2.0ポートを備えるほか、ICH5RではSerial ATA RAIDもサポートする。865のMCHチップは、FSBや対応メモリ、統合グラフィックス機能によって3種類が用意されている。このうち最も低価格な製品となる865Pは、400MHz/533MHz FSB、DDR266/333メモリのみのサポートで、1,000個ロット時の価格は$33 (ICH5R版:$36) となっている。865PEでは、これに800MHz FSB、DDR400のサポートが追加され、価格は$36 (ICH5R:$39) となる。
865Gはグラフィックス統合型の製品で、Intel Extreme Graphics 2コアを内蔵する。この内蔵コアはAGP 8X接続となるほかは845GEと同様のものとされ、コアクロックも266MHzとなっている。新たな統合グラフィックスコアは、2004年Q2に予定されているGrantsdale-Gでの登場となるようだ。865Gの価格は$41 (ICH5R:$44) とされる。
AnandTechが実施したベンチマークによれば、800MHz FSB及びDDR400を利用した場合、865PEではPATを有効とした875Pに対し、メモリアクセスレイテンシが30%ほど増加している。ただし、Winstoneのスコアは1ポイント差程度であり、一般的なアプリケーションではほとんど性能差は見られないと思われる。一方、533MHz FSBとDDR333利用時には、デュアルチャネル化により845PEと比べて高い実効メモリ帯域幅となるほか、875PでDDR333を使用した場合よりもレイテンシがわずかに低くなっているようだ。またこの場合には、多くのペンチマークにおいて865PEと875Pのスコアが同一か同等であったとされる。テストはPentium 4 3GHzにより実行されている。以下はスコアの一部。
| 865PE 800MHz FSB, 2xDDR400 | 875P 800MHz FSB, 2xDDR400 |
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Winstone 2002 Office performance | 33 | 34 |
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Winstone 2003 Content Creation | 49 | 50 |
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Quake III Arena 1024x768 | 344 | 377 |
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