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Motorola low-k素材採用のG4を出荷
Motorolaは、low-k絶縁素材を使用したプロセッサを量産出荷したと発表した。Motorolaでは、SOIを用いた0.18μプロセス製造によるPowerPCプロセッサへのlow-k素材の実装に成功、これによりG4プロセッサの速度を最高で20%向上できる見込みとしている。出荷が開始されたのはPowerMacに使用されているMPC7455で、0.13μプロセス製造となるMPC7457も今月中に出荷されるという。
Motorolaでは、20W程度の非常に小さな消費電力のまま、PowerPCで2GHzを達成するのが目標と言っているようだ。MPC7547はMPC7455の倍の512KB L2キャッシュを搭載、これまで動作クロックは最高1.3GHzとされていたが、low-k素材の実装によってさらに動作クロックの向上が可能になると見られる。最近、AppleはIBMが準備を進める64-bitプロセッサ、PowerPC 970に移行するだろうと見られているが、G4プロセッサが低消費電力のまま高速化を進めることができれば、PowerBookやコンシューマ向けデスクトップでは今後も引き続きG4が採用される可能性がある。
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