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Motorola デュアルコアG4を計画

  Motorolaは、2コア構成とするG4クラスの次世代PowerPCプロセッサを計画しているようだ。このチップは、AltiVec SIMDエンジンを搭載した2 PowerPCコアを含み、DDRとDDR-IIに対応するメモリコントローラも内蔵するという。システムとの接続には、次期チップ間バスとされるRapid IOを使用することになる。Motorolaでは既に、Rapid IOを備えるG4+と呼ばれるチップをロードマップに示しているという。ただし、チップは汎用IOもサポートするとされ、おそらく現行の745xファミリーで使用されているMPXバスとの互換性も確保すると見られる。G4+は90nmで製造される見込みで、チップ早くて2004年の登場となるようだ。なお、Motorolaでは2004年以降、G4ファミリーを統合型と、メモリコントローラや追加のIOを除いたディスクリートチップのラインに分ける計画とされている。

  デュアルコアプロセッサについては、2GHzまでのクロック向上が可能で、1.5GHzで25Wの消費電力になると言われているようだ。それと比べ、近く登場予定のMPC7457では、コア電圧1.6V、1.4GHzで消費電力は30Wほどと見られいる。7457は、基本的にMPC7455を0.13μプロセス製造とし、L2キャッシュを倍の512KB搭載したもの。また、L3キャッシュも倍の4MBまで対応し、FSBを200MHzに高速化する。7455とはピン互換となっているようだ。価格は10,000個ロット時で、1GHz版が$189とされている。



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