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1MB Xeon, Opteron 244ベンチマーク
tecChannelは1MB L3キャッシュを搭載したXeon 3.06GHzのベンチマークを実施、Opteron 244や他のプロセッサと比較している。1MB版Xeon、Opteron 244はともにデュアルプロセッササーバーやワークステーション向けとされる製品で、Opteronは1MB L2、Xeonは512KB L2と1MB L3を搭載する。最新の価格は1MB Xeon、Opteron 244とも$690となっており、tecChannelでは32-bit環境下におけるこれらの製品のパフォーマンスを比較している。
これによると、32-bit転送時のキャッシュ性能はOpteron 244/1.8GHzのストアがブロックサイズ64KBで最高値の6,744MB/sec、1MB付近では4,100MB/secほどであるのに対し、Xeonは512KBアクセスで13,283MB/sec、またL3キャッシュの搭載によって、1MBと大きなブロックでも8,368MB/secでのアクセスが可能であったという。一方、64-bit転送時には、Opteron 244のL2キャッシュからのロードが8,121MB/sec、対するXeonはL2キャッシュのロードが12,432MB/secとなるが、L3キャッシュの転送速度は7,125MB/secであったようだ。
システム全体のパフォーマンスを測定するSYSMark 2002のテストでは、Office Productivityにおいて1MB XeonがOpteron 244を5%上回る結果となっている。また、Content Creationパフォーマンスも1MB XeonがOpteronを23%も上回るスコアであったという。テスト環境はOpteronがデュアルDDR333、XeonはデュアルDDR266でHTは無効。ちなみにシングル環境で実施されたSYSMarkでは、800MHz FSBでデュアルDDR400を使用したPentium 4 3GHzが最も高いスコアとなっていた。以下はスコアの一部。
| Xeon 3.06GHz 1MB L3, Dual DDR266 | Xeon 3.06GHz Dual DDR266 | Opteron 244 Dual/Quad DDR333 |
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SYSMark 2002 Office productivity | 210 | 201 | 199 |
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SYSMark 2002 Content creation | 414 | 407 | 335 |
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Cinebench 2003 "Daylight" raytracing, 2-way | 577 | 576 | 475 |
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Cinebench 2003 "Daylight" raytracing, 1-way | 306 | 305 | 256 |
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