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Transmeta Efficeon TM8000ファミリーを発表
TransmetaはEfficeon TM8000ファミリーの詳細と今後の計画などを明らかにした。Efficeonでは同時に最大8命令発行可能な256-bit VLIWエンンを核とし、DDR400対応メモリコントローラ、AGP 4x、HyperTransportインターフェースを搭載するなど、Crusoeに対して大幅な強化が施されており、また消費電力は従来製品と同等に抑えられているという。
Efficeonファミリーには、通常モデルのTM8600と小型パッケージを採用したTM8620が用意される。TM8600チップのサイズは29x29mm、TM8620は21x21mmとされ、NVIDIAのnForce3 Go120 MCP (22x22mm) との組み合わせによって、競合製品に対してより省スペースに収めることができる。EfficeonのシリコンはTSMCによる0.13μプロセスで製造、動作クロックは1GHz以上とされており、年内に1.1GHz、1.2GHzが投入される見通し。2004年後半からは90nmプロセスを用いた製造を開始、動作クロックを最高2GHzまで向上させるという。
TM8600プロセッサは、128KB L1命令及び64KB L1データキャッシュ、1MB L2キャッシュを実装し、DDR266/333/400対応メモリコントローラを統合、AGP 4xインターフェース、合計帯域幅が1.6GB/secとなる400MHz HyperTransportインターフェース、LPC ROMインターフェースを備える。最大8命令同時発行が可能な256-bit VLIWコアと新版のEfficeon CMSにより、従来OS及びx86ソフトウェアとの互換性を保ち、SSE2命令もサポートする。また、Enhanced LongRunを搭載、コア電圧と動作クロックを多段階調整することによる省電力機能と温度管理機能を備えている。パッケージは783 FC-OBGA、量産の時期は未だ発表されていない。
Transmetaはこのほか、トランジスタのリーク電流を制御可能とするLongRun2も発表している。LongRun2はスタンバイ時のリークを削減でき、将来のEfficeonへ導入の予定とされる。
EfficeonプロセッサのI/O関連を扱うサウスブリッジには、ALi M1563やNVIDIAから発表されたnForce3 Go120 MCPが対応する。nForce3 Go120はATA-133、イーサネット、AGP 4x、6 USB 2.0、AC'97やPCI 2.3及びLongRunをサポートし、0.15μプロセスで製造される。
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