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AMD K9のサンプルを2005年後半に計画

  AMDが将来投入を計画しているデュアルコア版Opteronプロセッサは、それ自体がK9アーキテクチャに基づく製品とされる可能性があるようだ。AMDは、次世代の64-bitアーキテクチャとなるK9に関してサンプリングを2005年後半に予定していると語ったほか、将来マルチコア製品を投入する計画だと繰り返したという。AMDはこれまでにも、デュアルコア版Opteronプロセッサを2005年後半に出荷する計画と語っており、K9の登場と時期的に重なるように見える。K8アーキテクチャでは既に2プロセッサコアを扱える設計となっており、K9アーキテクチャが具体的に2個の実行コアを実装、調整したものとなる可能性も考えられる。

  AMDはK9の詳細や登場時期には触れなかったようだが、一方で将来の製品へのマルチスレッディング (SMT) 技術を実装を検討していると語ったようだ。SMTはIntelのPentium 4やXeon、IBMが2004年の投入を予定しているPower5が備える。SMTの実装により、チップ上の複数コアそれぞれが同時に複数スレッドを実行可能となるが、これがK9に導入されるかは示されなかったという。なお、Intelでは2005年後半から2006年に、Hyper-Threadingをサポートするデュアルコア版Xeon MP、Tulsaを予定している。

  AMDはこのほか、今後の製造プロセスに関する計画を明らかにしている。これによると、AMDでは2004年に90nm、2005年には65nmプロセスを立ち上げ、その後2007年に45nm、2009年に32nm、2011年には22nmへと縮小していく計画とされる。22nmプロセスでは、トランジスタのゲート長は13nmにまで縮小されるという。ちなみに、SOIを用いた90nmプロセスでは低電圧版Opteronなどが計画、65nmプロセスの時期と合わせてK9やデュアルコア版Opteronが計画されている。
Source: The Register
October 16, 2003



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