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GeForce FX 5950 Ultra, FX 5700ファミリーリリース
NVIDIAは、GeForce FXシリーズの最上位製品となるGeForce FX 5950 Ultraと、新たなパフォーマンス向け製品群のGeForce FX 5700及びGeForce FX 5700 Ultraを投入した。GeForce FX 5950 Ultraでは、チップの製造技術として新たにlow-k絶縁素材を取り入れることで、コアクロックを従来のFX 5900 Ultraよりも25MHz向上させた475MHzとする。また、メモリクロックレートを850MHzから950MHzに引き上げ、メモリ帯域幅を30.4GB/secとしている。カードはPCIを1スロット分占有、外気を取り入れる大型の冷却ファンを備えるが、FX 5900 Ultra並の製音性を保つと言われている。なお、GeForce FX 5950にあたる製品は用意されず、低クロック版には既存のFX 5900が位置付けられる。
GeForce FX 5700ファミリーは、FX 5950 UltraやFX 5900と同様の機能を備えたパフォーマンス向け製品となる。メモリインターフェースは128-bitで変わらないものの、DDR2及びGDDR3メモリをサポート、NV35以降で導入されたCineFX 2.0エンジン、UltraShadowテクノロジやIntellisample HCTを搭載し、さらに3倍以上のVertex処理性能などと、シェーダパフォーマンスも向上させている。GeForce FX 5700 Ultraはコアが475MHzで動作、メモリにDDR2を採用し、900MHz動作により帯域幅が14.4GB/secとなるほか、クロック当たりのピクセル処理数が4、フィルレートは19億ピクセル/sec、頂点処理能力は毎秒3億5,600万とされている。また、チップはIBMによる0.13μプロセスで製造される最初の製品となる。GeForce FX 5950 Ultra、FX 5700ファミリーは直ちに出荷され、数日中に製品が登場すると見られている。
NVIDIAはこのほか、ForceWare Release 50グラフィックスドライバをリリースした。ドライバはv52.16でWHQLを取得しており、異方性フィルタリング及びアンチエイリアシング時の画質向上といった改良を含むとされる。
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