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デュアルコア版Itanium 24MBキャッシュを搭載
Intelは最初のデュアルコア版Itaniumプロセッサとして計画しているMontecitoコアについて、24MBのL3キャッシュを持つ巨大なチップになると語ったようだ。また、Montecitoでは複数のアプリケーションを同時に実行することが可能になるという。これはIDFで発表されたVanderpool Technology (VT) を指している可能性がある。VTでは、プロセッサを複数のパーティションに分けてそれぞれ独立にソフトを実行できる。
Montecitoは2005年の投入が予定されているプロセッサで、90nmプロセスを用いて製造、トランジスタ数は10億個以上と言われている。そのトランジスタの多くを占める見込みの24MB L3キャッシュについては、今のところ、2個のコアで共有するのかそれぞれが12MBずつ持つのかは不明とされている。ただ、Intelでは以前にコアそれぞれが独立したL3を持つ方式を示していたため、コア当たり12MBという構成が考えられそうだ。どちらにせよ、コア当たりのキャッシュ容量は現行Itanium 2 Madisonの倍以上ということになる。
Intelは今後、まずは2004年Q3にキャッシュを増加させたMadison 9Mを予定しており、Montecitoはその後の製品となる。Madison 9Mは9MB L3を搭載、1.5GHz以上の製品が予定されているほか、同時期には低電圧版Itanium 2 Deerfieldの高クロック版、デュアルプロセッサ構成向けの低価格Itanium 2の後継製品も投入されると見られている。
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