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AMDとIBM Fab 36で提携の可能性

  AMDがドイツDresdenに建設を開始したFab 36の費用は、今後4年間で約24億ドルになる見通しであるようだ。Fab 36では300mmウェハーを用い、2006年に65nmプロセスでの量産を開始する計画。現在のところ、費用のうちおおよそ15億ドルに関し、融資や助成金などによる調達の見通しがあると言われている。内訳は、銀行による融資が7億ドル、地元ザクセン州による助成金が5億ドル、ドイツのウェハーファブ業者など投資家グループからの出資が3億2千万ドルほどになる見込み。残りのおよそ8億8千万ドルについては、AMDと他のパートナーが負担することになるという。

  AMDはまた、Fab 36に関するIBMとの提携の可能性を示している。AMDとIBMは、これまでにも65nm以下のプロセス技術の開発や高速に動作するトランジスタの研究を共同で行っている。そのうえで、IBM East Fishkill工場の300mmウェハーを用いた65nmプロセスとFab 36が使用する65nmプロセスは似通ったものになるという。また、期待するパートナー像について、類似の技術を持ち合わせており相補的な関係になれる必要があるとしている。AMDは一方でFab 36とMotoloraの半導体プロセスにはほとんど互換性がないとしているため、IBMとの提携という可能性は比較的高いと考えられているようだ。

  AMDはこのほか90nmプロセス立ち上げの遅れについて説明しており、これによると、90nmプロセスでの量産体制は以前の計画から2、3ヶ月後退するという。AMDはこれまで90nm製品の量産出荷を2004年Q2後半に予定していたとされるため、新たなプランでは90nm世代の製品はQ3中盤以降の登場になると見られる。
Source: SiliconStrategies
November 21, 2003



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