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IBM 90nm版G5にクロック可変技術を搭載
IBMは、IntelがモバイルプロセッサなどでサポートしているSpeedStepと同様の技術を90nmプロセス製造となる次期PowerPC 970プロセッサに追加しているようだ。この技術はPowerTuneと呼ばれているようで、動作クロックとコア電圧を動的に変更することが可能になるという。また、PowerTuneではマルチプロセッサシステムにおける同期化もサポートし、2個以上のプロセッサ間で動作クロックを統一できるものと見られる。マルチプロセッサ構成のサポートから、PowerTuneは主にブレードサーバーでの利用を想定して開発されたものと考えられるが、90nmプロセスへの移行とともにG5版PowerBookの登場を促すとも見られるようだ。
IBMでは既に90nmプロセスを用いたG5のサンプリングを開始しており、プロセッサは2004年2月にも発表されると見られている。また、Appleは3月初めにも次期PowerMac G5製品群を発表する見通しであるという。新PowerMac G5ではDDR2-533メモリのサポートが追加され、さらにFSBは最大1.5GHzに対応するものとされる。Appleでは以前から2004年の夏に3GHz PowerMacを出荷すると言っているため、このアップデートにおいて1.5GHz FSBとなる3GHz G5搭載機が追加される可能性もありそうだ。
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