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Intel ICH6に'Matrix RAID Array'機能を搭載
IntelはGrantsdaleチップセットに使用する次期ICHで、新しいRAID方式をサポートする計画のようだ。Intelはこれまで、ICH5RによってRAID 0とRAID 1をサポートしている。RAID 0はストライピングと呼ばれ、ディスクパフォーマンスを向上できるが信頼性で劣る。一方RAID 1のディスクミラーリングは信頼性が高いものの、利用できるディスク容量が全体の半分と少ない。そこで、Intelではこれらの欠点を補える"Matrix RAID"と呼ばれる技術をICH6に搭載するという。
Matrix RAIDでは、1組の物理的なRAID Arrayから2組のRAID Arrayボリュームを構築できるようになるとされる。これにより、2台のSerial ATAディスクからドライブCにRAID 0、ドライブDにRAID 1を構成できるという。同様の構成で1台80GBのディスクを使用した場合、ドライブCを80GBとするとドライブDの容量は40GBとなる。この時、ドライブCには高速にアクセスでき、ドライブDのデータは片方のディスクが故障しても保護される。また、ディスクの利用効率も高められるため、安く利用できるRAID方式として期待できそうだ。
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