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Prescott: IPCは上がらない?
Prescottのパフォーマンスに関する考察。これによると、Prescottではキャッシュの増量や分岐予測精度の向上といった多くの拡張が施されるものの、分岐予測ミスによるペナルティ増加によって結果的には効果が打ち消されるのではないかと見られているようだ。特にPrescott用に最適化されていないソフトの中にはクロックあたりの動作が高速にならないものもあると見られ、3.40GHzのPrescottとNorthwoodでは同等の性能になると考えられるという。
Prescottコアでは新命令の追加のほかに、現行のNorthwoodに対してL1データとL2キャッシュを倍増し、整数乗算器を用意することでImulレイテンシを削減、分岐予測精度の向上、WCバッファの追加によるFSB上のオーバーヘッドの削減といった拡張が施される。ただし、より深いパイプライン構造となることに加え、L2キャッシュアクセス時のレイテンシが増加するとも言われているようで、クロックスケールは大幅に向上するだろうがIPCは下がる可能性もあると見られているようだ。
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