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ATi 2004年GPUプラン
ATiのグラフィックス製品ロードマップ。これによると、ATiでは基本的に、それぞれの製品クラスに向けてAGP 8x及びPCI Express x16ネイティブとなる2種類のチップを提供していく方針であるようだ。ハイエンド向けでは今後、AGP 8x対応のR420とPCI Express対応となるR423の投入が計画されており、両製品は同等のスペックになる見通しだという。これらはおよそ1億6,000万トランジスタで構成され、TSMCのLow-k技術を用いた0.13μプロセスにより製造される。PCI Express用となるR423の動作クロックが高めにされる可能性もあるが、今の時点ではまだ不透明であるようだ。 ATiの最初のPCI Express対応グラフィックスコントローラはパフォーマンスクラスのRV380になると言われており、これはR423よりも先に投入されると見られている。RV380はPCI Express版のみが提供されるようで、このクラスのAGP向け製品は引き続きRadeon 9600XTが据え置かれる見通し。チップの製造プロセスに関しては、以前に0.11μになると言われていたものの、Low-kを用いた0.13μプロセスになると伝えられているようだ。なお、下半期には後継製品のRV410が計画されており、こちらにはAGP 8x版も用意されるという。 メインストリームクラスのRV370はRV350系のアーキテクチャに基づくもので、0.11μプロセス製造によって価格を抑えた製品となるようだ。これはPCI Expressに対応したものになると見られているものの、詳しいスペックなどは現時点では判明していないとされている。
Source: AnandTech
February 13, 2004 |