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Intel Bulverde, Marathonを発表

  Intelは、これまでBuverdeと呼ばれていたXScaleプロセッサ、PXA270ファミリーと、Marathonと呼ばれていたグラフィックスアクセラレータの2700Gを発表した。PXA270ファミリーは、まず312MHzの製品が出荷され、最高で624MHzの拡張性を備える。また、新たにWireless MMXを搭載することで、312MHz動作の製品でも520MHzのARMチップと同等、624MHzでは775MHz ARM相当のパフォーマンスを提供するという。Wireless MMXは、Pentiumファミリーが搭載している整数SIMD命令のXScale版とされる。

  PXA270ファミリーではまた、動作クロックとチップの電圧を負荷によって動的に変更するWireless SpeedStepを搭載し、既存のPXA262と比べたバッテリー駆動時間が、QVGAビデオのエンコード時で63%、再生時では77%向上しているという。このほか、セキュリティ機能を統合したWireless Trusted Platform、最大400万画素のデジタルカメラに対応したQuick Captureや、最大で416Mbpsの帯域幅を持つMoblie Scalable Link (MSL)を備えている。チップは32MBか64MBのStrataFlashメモリをスタック可能。

  合わせて発表された2700Gアクセラレータは、SXGA解像度までのデュアルディスプレイ出力をサポートするほか、640x480までのMPEG-4及びWindows Media Video 9、720x480サイズのMPEG-2を、30fpsで再生する能力を持つ。なお、トライアングルレートは94万4千であるという。

  10,000個ロット時の価格は、312MHz PXA270プロセッサが$32、2700Gチップが$17。両製品は現在サンプル出荷中で、Q2中の量産出荷が予定されている。
Intel website
April 12, 2004


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