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Intel Pentium M Dothanリリース
Intelは、新たにDothanコアをベースとしたPentium Mプロセッサ3製品、Pentium M 755と745、735を発表した。Pentium M 755は2GHz、745は1.80GHz、735は1.70GHzで動作、いずれも2MB L2キャッシュを実装し、400MHz FSBに対応する。チップはコア電圧が1.276-1.34Vで、Enhanced SpeedStepをサポート、バッテリー駆動時には600MHz動作となるのも共通。TDPはBaniasの24.5Wから21Wにまで低下している。1,000個ロット時の価格は、755が$637、745が$423、735が$294。またこれらのリリースに合わせ、既存Pentium Mプロセッサのプライスカットも行われている。 Pentium M Dothanは、Pentium 4 Prescottと同様に、Strained Siliconを用いた90nmプロセスにより製造される。L2キャッシュの倍増などによりトランジスタ数は1億4,000万にまで増加しているが、ダイサイズは83.6sqmmに抑えられているようだ。130nmで製造されている既存のPentium M Baniasは、7,700万トランジスタによる構成で、ダイサイズが82.8sqmmとなっていた。 DothanコアではL2キャッシュの倍増に加えて、データプリフェッチやレジスタ管理の効率化といった、アーキテクチャの改良も施されている。Intelによれば、これらの改良により、DothanコアのPentium M 1.70AGHzは同クロックのPentium M 1.70GHzと比較して10%ほど性能を向上させているという。なお、Intelでは今後、533MHz FSBに対応したDothanプロセッサと、これに対応するAlvisoチップセットの投入を予定している。
Intel website
May 10, 2004 |