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LGA775 Pentium 4, 915及び925Xチップセットリリース

  Intelは、これまでGrantsdale及びAlderwoodと呼ばれていたチップセット3製品、915G/P及び925X Expressチップセットと、新たにLGA775パッケージを採用したHT対応Pentium 4及びPentium 4 Extreme Editionを発表した。915G/Pと925Xでは、DDR2メモリやPCI Expressのサポートをはじめ、HDオーディオ、Matrix Storage、Wireless Connect技術を搭載し、7.1チャネルサラウンドや高解像度ビデオ、ファイル保護及びワイヤレス接続を、一般的なPCにもたらすという。

  915G/Pと925Xチップセットは、いずれもDDR2-533までのメモリをサポートし、AGPに替わるPCI Express x16グラフィックスインターフェースを実装する。915Gは915Pの各機能に加えてGraphics Media Accelerator 900 (GMA 900)と呼ばれる新しいグラフィックスコアを統合したもの、高性能PC向けとなる925Xはメモリパスを高速化しDDR2メモリのみのサポートにしたものとなっている。GMA 900は、Pixel Shader 2.0をサポートしDirectX 9及びOpenGL 1.4に対応、4パイプライン構成のコアは333MHzで動作し、フィルレートは最大1.3Gtexels/sec。Intelによれば、GMA 900のパフォーマンスは865Gの統合コアに対して1.5倍ほどになるという。

  これらのI/OコントローラにはICH6/R/W/RWが組み合わせられ、4個のPCI Express x1拡張スロット、4ポートのSerial ATA-150のほか、8 USB 2.0、1 ATA/100、100MbpsイーサネットMACを備える。加えて、最高で24-bit/192kHzまでの7.1チャネルサラウンドに対応可能なHDオーディオ、2台のHDDにおいてRAID0とRAID1の機能を組み合わせることで性能と信頼性を向上させるMatrix Storage、ICH6W又はICH6RWに別売のPRO/Wireless 2225BGアダプタを取り付けることでアクセスポイントとしての機能を付加できるWireless Connect技術を搭載した。また、MCHとはPCI ExpressをベースとしたDMIによる接続となり、インターコネクトの帯域幅は従来の266MB/secから2GB/secへと強化されている。1,000個ロット時の価格は、925Xが$50、915Gが$41、915Pが$37。

  チップセットと合わせてリリースされたLGA775対応プロセッサは、2.8GHzから3.6GHzまでのPentium 4とPentium 4 Extreme Edition 3.4GHzの計6製品。LGA775版Pentium 4ではモデルナンバーが導入され、2.8GHzが520、3GHzが530、3.2GHzが540、3.4GHzが550で、3.6GHzは560となっている。いずれも800MHz FSBに対応、Pentium 4は1MBのL2キャッシュ、Extreme Editionは512KB L2と2MB L3キャッシュを実装する。1,000個ロット時の価格は、Pentium 4 Extreme Edition 3.4GHzが$999、Pentium 4 560が$637、550が$417、540が$278、530が$218で520は$178。なお、90nmコアベースのPentium 4 EEプロセッサはQ4の登場となるようだ。
Intel website
June 21, 2004


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