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Intel Xeon Nocona, E7525リリース
Intelは、ワークステーションのメモリとグラフィックス性能を引き上げる、新たなXeonプロセッサ及びプラットフォームを発表した。今回リリースされたのは、NoconaコアをベースとしたXeonプロセッサ5製品と、これまでTumwaterと呼ばれていたワークステーション向けのE7525チップセット。これらの新しいワークステーションプラットフォームでは既存製品群と比較して、性能を最大30%向上させ、消費電力及び総所有コストを削減できるという。 NoconaベースのXeonプロセッサは90nmプロセスを用いて製造され、2.80GHzから3.60GHzまでの製品が用意されている。チップは800MHz FSBに対応、HTやSSE3に加えてEM64Tをサポートするほか、Enhanced SpeedStepとDemand Based Switching (DBS)により負荷に応じて電力を低減する。EM64Tは完全に同一ではないもののAMD64と互換性があり、対応アプリケーション上で64-bitメモリアドレッシングや追加のレジスタが利用できるようになる。 E7525はDPワークステーション向けのチップセットで、800MHz FSB、デュアルチャネルDDR2-400メモリ、PCI Express x16グラフィックスインターフェースと、帯域幅が4GB/secのPCI Express x8 I/Oを備える。PCI Express x8に対応した6700PXH 64-bit PCI Hubも用意されており、これにより2系統の64-bit 133MHz PCI-Xを搭載することが可能。I/Oコントローラは帯域幅266MB/secのHI 1.5で接続、ICH5R又は6300ESB ICHが組み合わせられる。E7525はワークステーション向けとなるが、近いうちに、サーバー向けチップセットのE7520 LindenhurstとE7320 Lindenhurst-VS、I/OプロセッサのIOP332 Dobsonも登場する予定だという。 1,000個ロット時の価格は、Xeon 3.60GHzが$851、3.40GHzが$690、3.20GHzが$455、3GHzが$316、2.80GHzが$209で、E7525チップセットは$100。Intelはこのほか、PRO/Wireless 2200BGを組み合わせたCentrinoの価格を$1引き下げている。 Intel website
June 29, 2004 |