|
News Archive
ATi Radeon Xpress 200シリーズを正式発表
ATiは、デスクトップAMDプラットフォーム向けとなるRadeon Xpress 200シリーズを発表、DirectX 9グラフィックスを統合する初のAthlon 64及びSempron向けチップセットの提供を開始した。投入されたのは、DirectX 9グラフィックスコアを統合するRadeon Xpress 200と、IGPを持たないRadeon Xpress 200Pの2種類。両チップはピン互換性を持ち、ともにTSMCで0.13μプロセスを用いて製造される。 Radeon Xpress 200シリーズは、双方向16-bit/1GHzのHyperTransportリンクをサポートし、オーバークロック能力も備える。ノースブリッジは合計22レーンのPCI Expressを搭載、PCI Express x16グラフィックに加え4個のPCI Express x1が利用でき、1GB/secの帯域幅となるPCI Express x2でサウスブリッジを接続。これらのPCI Expressはオーバークロック時にも動作クロックを標準速に固定できるほか、PCI Express x16についてはx8の2スロットという構成も可能とされており、SLIのような複数のグラフィックスカードを用いる環境にも対応するという。サウスブリッジのIXP400は、4 Serial ATA及びSATA RAID 0/1や8チャネルAC'97などをサポートし、0.18μプロセスでTSMCにより製造される。 Xpress 200のグラフィックスコアはRV370をベースに2パイプライン構成としたもので、T&L以外の頂点シェーダはプロセッサ側で実行する。グラフィックスメモリは128MBまでをシステムメモリと共有するUMA方式に加えて、ノースブリッジに直接2個までのメモリチップを接続してフレームバッファとして利用することもできる。フレームバッファは32-bit又は64-bitで接続、一般には16MBか32MBが搭載されると見られている。IGPの性能に関して、ATiではRadeon X300に近い性能になると述べていた。Radeon Xpress 200はこのほか、IGPのディスプレイ出力に加えてグラフィックスカードを用いることで3台のディスプレイを利用できる、SurroundViewにも対応している。 ATi website
November 9, 2004 |