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今後のメモリについて
MASAの思いつきコラム
第十一回 今後のメモリについて 今回は徐々にその姿を見せ始めたDDRーSDRAMそしてAthron、Pentium3、Pentium4各プラットフォームに おいてどれを選ぶのがベストであるかある程度判りきっている事ですが参考ということで述べていきましょう。
Athronは最も早く、そして恐らくは最も安定したDDRメモリ環境が手に入るプラットフォームになるでしょう。 現時点でALi、AMDの2社がチップセットを発表していて、そのどちらもWeb上においてレビューされています。 パフォーマンスに関しても大きな差も無く、現時点ではどちらを選んでも損をするということは無いでしょう。
しかしUSBデバイスやPCIキャプチャーカード等の互換性については、いまだに苦しめられそうではあります。 特にAMD760はVIA686Bサウスと組み合わせての発売が普通であるため、結構不具合報告が増えそうです。 個人的にはASUS、Epox、Soltekこの辺のメーカーを買ってみようかと思っています。 特にSoltekは今現在判っている範囲では唯一AMD純正(ノース+サウス)チップセットを使ってくるらしいので 多少オーバークロック耐性が低くても欲しいと思っていますが。
Pentium3に関してはApolloPro266が一番早く出てくるであろうプラットフォームであり、Almadorがキャンセル であるらしい現状では互換性等の面で苦しいのは明らかであろう。 Pentium3はTualatinも出てくるかどうか筆者は怪しいと睨んでいるので、815B-Specあたりが最もいい選択 であるという考えである。 もともとP6バスを使っているプロセッサの特性上メモリクロックの上昇、バススピードの上昇に対して パフォーマンスの伸びが非常に鈍いという特性があることはすでに820において判っていることであり 残念ながらDDRメモリを使うより、SDRAMの搭載量(815なので512MB)で勝負!のほうが アプリの実行時には有利では無いか?そしてコストパフォーマンス的にも良いと個人的に思っている。
Pentium4に関しては現在はRIMMとのバンドル販売によって値段的に高いと思われがちだが(実際筆者も あんなに高いものを買おう!なんて決して思わない。)実際にはRIMM代約¥30,000を引いて考える必要が あり、1.4Ghzで¥78,000-30,000=¥48,000であり、実は1GhzのPentium3よりも安かったりする。 PremereやMPEG2のエンコードなんかの作業が多い人は実はお買い得だったりするんじゃないかと思う。
Pentium4の本格的な普及(簡単に言うと安くなってみんなが手を出し始めるのが¥35,000程度になった時) はSocket478?つまりNorthWoodになりBrookDaleDDRが登場した時に本格的に普及するので、 普通に使っている人は今は全く関係ないという感じです。
メモリを通して各プロセッサを考えてみたがやはりAthronの元気さが目立っていてIntelはSSE、SSE2の 普及に望みをつなげているような状況だと思うが、Athron1.2GHz≦Pentium41.5GHzこの状況は かなりまずいのではないかと思う。その上AMDは現状でもかなり手抜きの状態(あせって高クロック品の 発表をしていない、つまり余裕がある!)なのでこれからの半年間Intelは相当努力をしなくてはいけない というつらい状況に追い込まれたような気がします。
取り敢えず、がんばっとけIntel!
個人的には両方がんばってもらい、安い、早い、美味い?三拍子そろった状況(両陣営ともに)になるのが 一番理想的なので今の状況は結構おいしいなーと思っています。
今回はだいぶ期間があいてはいますがDDR関係のレビューや値段の調査、そしてなんと言っても マシン不調に悩まされていましたが週末に解決(ヒートシンクが密着していなかった!) 先月実はPentium3用のDualマザーGA-6BXD(440BXのSlot1マザー)を買ってしまい、今ごろになって Win2000でDualマシンなんてことを目論んでいます。1つ気がかりなのは100MHzベースのP3が無くなってしまう のではないかということ。4月くらいまでは何とか残して欲しいとは思っているのですが。
次回は年内を目標に画質から見たビデオカードなんて物を考えています。 スピードばかり取り上げられることの多いものだけに結構いいネタなのではと思っています。
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