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画質から見たビデオカード
MASAの思いつきコラム 第十二回 画質から見たビデオカード
今回は画質から見たビデオカードについて述べていきたいと思います。 一般的な認識としてMatrox、ATI製のビデオカードは発色、画質(特に高解像度において)が良いとされ、 多くのファンがいるメーカーですがその他のチップやメーカーについてはCanopusを除いてほとんど知られて いない、もしくは滅多に語られることの無い話題です。 今回は筆者の実際に見たもの、聞いたものについて僅かではありますがお伝えしていこうと思います。
最初は結構ユーザーも多いであろうMatrox製ビデオカードについてですが、実はDOS/Vマガジンの実験 によって判リましたが、必ずしも画質が良いという訳では無くカードから出てきた信号の波形は結構乱れて いるのです。簡単に言うと波形が鈍っているのではなく、逆に強調されすぎているというのです。 これはオーバーシュートが強いというらしいのですが(筆者はそこまでの知識ははっきり言ってないです) 筆者はそれを知るまではMatroxのビデオカードというと画質に関してはかなりのレベルだという認識 だったので結構びっくりした覚えがあります。 実際に筆者の友人の家で見る機会があるのですが、そういわれてみるとまるで眼に突き刺さるような (特に白は結構眼に厳しいような気がします)色だと思いました。 それまでは鮮やかな発色という印象だったのですが、人間というのは結構いい加減なものです。 まあこれにはからくりと言うか秘密があって、さほど質の良くないモニター、ケーブルを使った場合は 出力されるまでにビデオカードからの信号が劣化して出力されるまでには丁度いい具合になってる!? という話もあります。 まあドライバの安定性なんかも考えるといい選択だと思います。
次はATI製ビデオカードですが、DOS/Vマガジンの実験結果はMatroxとは逆で信号がなまっている つまり劣化していると言うことです。このメーカーはかつてMach32、64時代には高い安定性、そして 自然な発色、そして結構早い描画の三拍子そろっているメーカーでしたがRAGE128辺りからドライバの 完成度が怪しくなり、ついにはドライバサポートである海外サイトにおいてPoorと言われるまでに かつての栄光は落ちてしまいました。 実際に現在のフラッグシップであるRADEONの基盤をじかに見た時にはかなりコストをかけた基盤だと 思いました。ですからドライバの出来次第ではいい商品だと思います。
Nvidia製のカードですが、と言うかあまりに多くのメーカがあるため画質が良いと言われているメーカー を紹介するに留めておきますが言うまでも無くCanopus、ELSAの二つに決まりです。 リファレンスそのままのドライバを使うのが当たり前の現在、この二社だけは自社でドライバに手を 入れていると思われその安定性に定評があります。 もともとNvidiaチップを使ったカードはリファレンスデザインである限り2Dのフォーカスが甘く高解像度に おいてはアイコンの文字が潰れていましたが、Geforce2以降のものはそれなりになったようです。
そして今回の目玉PowerVR3ことKYRO!何だそれはと思う方が多いチップですが、画質、値段、 パフォーマンスの三拍子そろったビデオカードです。 PowerVR、PowerVR2と独自APIにこだわったチップですが、三代目にして方向転換Direct3D対応して 登場したのですが値段は64MBモデルで\16,000程、パフォーマンスはGeforce2MX程度と結構 いいところをついてきています。 現在は実際にゲームで遊ぶ際には互換性にやや難があるようですが、次の製品に期待が持て、 独自のアーキテクチャーは隠面処理(つまり見えないところは描画せずにメモリの帯域の負荷を軽減して パフォーマンスの向上を図ると言う現在注目の技術)を採用していて非常に興味をそそられます。
個人的にはATIを使って見たい!と言う想いが強いのですがドライバの出来がいまいち不安。 Matroxは眼に厳しい!KYROは入手と言うかあんまり売ってない!Nvidiaは普通でつまんない! 自分自身でもなんてわがままなんだこの男は!(怒) この病気は今に始まったことじゃないのでしょうがねー!とは思ってますが。
現在使っているのは何とCreative!あの忌まわしい記憶のあるCreative!そう大して良い画質でもない 代物なので予算と機能とWin2000での安定性で選ぼうと思っています。 しかしATI使ってみてーなー!(気絶して買っちゃいそうなのが怖い!)
次回は今時のHDDのRAIDとの相性について述べてみようと思います。もちろん単体でも考えていますので ご安心を!(7,200rpmモデルについてですが)
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