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Win2000におけるサウンドカード選び
MASAの思いつきコラム
第19回 Win2000におけるサウンドカード選び
今回はサウンドカードについてです。WindowsXPの発売も騒がれている今の状況で何故にこんなことを 書くのかと言うと筆者の悪い癖とも言うべきWin2000を使ってホームシアター!?なんてことを思いついたことが全ての 始まりです。実際に情報収集してみると実現できそうに無い!というのがWin2000SP1までの状況でした。 Win2000SP2以降では少し状況が変わって来た様なのでこれから紹介していきたいと思います。
筆者が候補に選んだのはTurtleBeach Santacruz、Philips AcousticEdge、M-AUDIO DELTA Dio2496 ONKYO SEー120PCIの4種類のサウンドカードです。
SantacruzはCS4630によるDSPアクセラレーション(どこかのメーカーみたいな売り文句ですが)が自慢の カードで、TurtleBeachと言う点、今時MIDIドーターコネクタを持っていると言う点でかなり魅力があり値段も \15,000程度(確かに高い方ですが)というものです。
AcousticEdgeはPhilipsから突然リリースされたサウンドカードで、そのチップはONKYOが発売を断念した SE-100PCIに採用が決定していた物です。最初は海外でその音質が話題となり、国内には(筆者の知る限り USER'S SIDEが初めて輸入)今年になってから流通するようになったものです。 いろいろなエピソードを持ったカードですが、その音質の良さは搭載しているDACによる物と思われ オーディオ用のDACが搭載されているようです。
DELTA Dio2496は普通このクラス(値段で言えば\30,000以上です)の物はDTMでの使用以外には 考えにくい物ですが海外ではHomeTheaterPersonalComputer通称HTPCと呼ばれる物での採用実績が 多く、DTM譲りの高音質、高品質な音に定評があるようです。
ONKYO SE-120PCIはSE-100PCIの発売を断念したONKYOがチップをPhilipsからESS Maestro M3iに 変更して作った物でその名の通り音響メーカーの名に恥じないノイズレス設計、豊富なコネクタ、国産の 安心感が魅力のカードです。
以上が選んだカードの大まかな紹介です。今回筆者の環境はWin2000+SP2 Pen3 800MHzDualこの DUALここがかなりのネックになりそうです。今回の候補の中で稼動実績があるのはDio2496位で 他は良く分かんない?というのが筆者の調査結果で、そもそもWin2000のOSの仕様上音声のRAWデータを PCIバスには流せない!?つまりWin2000でのHTPCは無理?と言うのがSP1+WDMでの状況でした。 SP2がリリースされいろいろと状況が変わってきたので今現在分かっている状態を下に述べます。
Santacruz Win2000での安定度は1,2を争うほど、チップセットを選ぶ傾向あり、SPDI/Fは特殊形状で 変換コネクタを別途用意する必要あり。
AcousticEdge Win2000の安定度は最悪、チップセットを選ぶ(BX以外駄目か?)、コネクタは添付の 特殊ケーブルで分岐してあり無くすと鬱、デジタル再生時ノイズが出る。
Dio2496 Win2000+Dualでの動作をサポート、他と比べて高価(オーディオカードとしては安い方)、 Windows付属のオーディオコントロールパネルが使えなくなる、MIDIの再生は出来ない、 CD-DAを使ったゲームのBGM再生が出来ない(条件あり)。
SEー120PCI 1世代前のチップを使っているので性能には期待できない(ノイズはほぼゼロだが)、 ESSのドライバに一抹の不安(ONKYOはあくまで音響メーカーであり自社でドライバは作れない) ASUS製のマザーとの相性がある(現在では解決済みの問題か?)
結局いまいち決定打に欠ける状態で個人的には予算の問題が無ければDio2496に決定!だったのですが SantacruzのMP3再生のDSPによるハードウェアアクセラレーションに強く惹かれ、 注文してみたのですが取れないとの返事が.ということでAcousticEdgeにしてみようと思います。 もし駄目な場合は(ブルーバック連発!!との怖い噂もちらほら聞こえてくるので)マジギレDio2496導入も 後日あるかもしれません。
しかし今更ながらWin2000じゃあせっかくだからDualで、なんて思いつきはやめておけば良かったと思うときが あります。とにかく動作保証が無い物の方が断然多いです。あと他にも候補はあるにはあったのですが GameTheaterXPは外付けのでかい箱のケーブルの取りまわしが大変そうなので却下。 Live!は持っているし(友人から譲り受けた)ノイズがひどいので真っ先に却下。 YMF744、754は当たり前すぎて面白くないので却下。MX300は友人に譲ったので手元になし。 C-MEDIAは性能が良いのかどうなのか分からないので却下。などわがままの限りを尽くしてます。 友人にもDualマシンまだ出来ないの?などと突っ込まれるありさま。 自作機なんだから好きにさせてくれ!と言うのが筆者の考えです。使えりゃなんでもいい!と言う考えも ありですが、せっかく作るんだから自分自身納得できるパーツ選定するのが当たり前と言うのは世間では わがままとしか考えないのでしょうね。今回のパーツ選定はかなり勉強になりました。はっきり言ってここには 書き切れない程の知識(恐らく身につかないでしょう2,3ヶ月で忘れるかも)を得ました。 次回はまたやらかしちゃったよWin2000のインストール顛末記です。俺って本当にあほだな逝って来よう。
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