今更ながらMP3を見直してみる
Untitled Document MASAの思いつきコラム 第28回今更ながらMP3を見直してみる
今回は音ネタで筆者にしては珍しいソフトウェアネタです。見ての通り全くもって今更ながらのどうしようもないネタですな…。 で今回は結構前にやった実験(ただの暇つぶしとも言う)の簡単な比較&レポートをしてみようという物です。
今回の元ソースはLennyKravitzの It Ain't Over 'till It's Over をエンコードしてみた結果の音質、ファイルサイズ、エンコード時間が 比較対照と言う形をとってみました。
まず筆者はヘタレ&面倒臭がりやさんなのでCD→WAV→圧縮ファイルという形はとらずオンザフライエンコードのみで行いました。 リッパ-兼エンコーダーとしてCDexを使用して極力エンコード以外の性能差が現れない様にしました。 というのは表向きな理由で本音は(めんどくせぇ)ですが…ただいつもこんな感じで使ってるので許してください。
MP3といっても色々エンコーダーは種類があります、例えば音質が良いとされているLameとかFraunhofer(は種類が多いので 一括で扱いますが)とか日本製で爆速エンコで有名な午後のこーだとか有ります。 今回はLameと午後のこーだ(2系の最終バージョン)をMP3の代表選手に選んでみました。
他にはOggVorvisとWindowsMediaAudioをエントリーさせて性能、音質等の比較をして見ました。他にもMonkey'sAudioも 興味があったので実験に加えて見ました。(後述しますが可逆圧縮なのでファイルは容赦なくデカイです でエンコードの条件ですが128kbpsでStereoでエンコードをして見ました。
エンコード時間から言うと最速はやっぱり午後でした次がWMAでLame、Oggと続きました。Monkeyは別の時に実験したので正確には 覚えていませんが結構速かった覚えがあります。少なくともOgg程遅くはなかった様な… 出来上がったファイルサイズを比較するまでもなく1番大きいのはMonkeyでWAVと比較して約6割強の大きさでした。 次がWMAでOggと続きLame≒午後という結果でした。 実際に音質を聞き比べるとわずかながら筆者の好みはLameで次がOgg、WMA、午後の順番で良いと思いましたがやっぱりMonkeyは そのままCD音質でファイルサイズを無視出来るなら文句無しにおすすめです(音質面に限っては)
今回の実験結果から判った事は現在のHDD価格でなら充分にMonkey'sAudioも実用範囲内に入ってきていると言う事、また WMAはあくまでも低ビットレートでの音質向上(良く聞こえるアルゴリズムに最適化)を狙ったものであり、ビットレートが充分に 確保されている場合には条件によってMP3に音質、ファイルサイズ面でも負ける可能性があるという事。 未だにLame及び午後は機能向上及びバグフィックス等開発が続けられており、劇的な変化こそ望めないものの、 枯れつつあるフォーマットであり、ここしばらくは未だ他フォーマットに比べて先行した分有利であるという事。 OggVorvisはパテントフリーであるフォーマットであり、Winamp2.80で標準対応されたので今後の動向によっては充分標準化される 可能性(あくまでも可能性であって多分音楽業界は猛反対するであろうが…)も有る。
以上が実験した結果から得た筆者の正直な感想です。(妄想に近いけど…) 実際Live!使ってた頃はあんまり音質気にしてなかったんですが…AP2496とかSantaCruzのおかげでこんなことまでするように なってしまいました。まぁ時間とCDあれば出来る事なんで皆さんも暇があったら一度試してみたらどうでしょうか? CDexはフリーソフトですし、日本語化パッチもあって使いやすいソフトですし、Lameは自分でコンパイルしないとダメですが… (lame3.92で検索すると…) W杯に備えそろそろTV録画でもって思ってマシン作りました(また増えた…)さすがにマイクロATXで作りましたが。 次回はまたやっちまったよちくしょう!MonsterTVです(本当に難物ですなコレ…)
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