2003/9 - ブロック, 本文, スペック表更新
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AMD-8000 series chipset
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AMD-8000シリーズチップセットは、Opteron及びAthlon 64プラットフォームに対応する製品として、
Opteronプロセッサとともに2003年4月に投入された。AMD-8000シリーズチップセットはいずれもHyperTransportリンクに対応し、
対応する機能によって3種類のチップが用意されている。
AMD-8151 HyperTransport AGP3.0 Graphics Tunnelは、AGP 3.0仕様に準拠するAGP 8x/4xと、AGP 2.0仕様準拠の
AGP 4x/2x/1xに対応する。ホスト側インターフェースは入出力それぞれ16-bitのHyperTransportリンクで、合計で最大6.4GB/secの帯域幅を備える。
また、下位デバイスの接続用として8-bit HyperTransportリンクを備え、1.6GB/secの帯域幅で下流デバイスが接続できる。
AMD-5131 HyperTransport PCI-X Tunnelは、2個のPCI-Xブリッジを内蔵し、独立した2系統のPCI-Xバスが利用できる。
各PCI-Xブリッジは64-bit PCI-XまたはPCI rev.2.2に対応し、133/100/66MHz PCI-X及び66/33MHz PCIモードをサポートする。
インターフェースはホスト側が16-bit HyperTransportで最大6.4GB/secの帯域幅、下流側は8-bitで最大3.2GB/secの帯域幅を備えている。
AMD-8111 HyperTransport I/O Hubは、一般的なサウスブリッジチップの機能を備えている。AMD-8111では
2チャネルのATA/133、6 USB 2.0、100Mbpsイーサネットコントローラ、6チャネルのオーディオをサポートするほか、32-bit PCIバスや
LPCバス、SMBusなどの機能を備えている。インターフェースは上流デバイスと接続するための8-bit HyperTransportリンクのみが用意され、
200MHzのdouble pumpedで動作、帯域幅は合計800MB/secとなる。
AMD-8000シリーズチップセットを搭載した一般的なマザーボードでは、プロセッサにAMD-8151またはAMD-8131を接続し、
その下流にAMD-8111を接続するという構成を用いている。なお、デュアルプロセッサ以上で構成されるシステムの場合には、
一方のプロセッサにAMD-8151、他のプロセッサにAMD-8131を接続するなどして、AGP 8xとPCI-Xを同時に利用することも可能とされる。
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Specs
| AMD-8000 series chipset |
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チップ名称 | AMD-8111/8131/8151 |
コード名 | - |
プラットフォーム | Opteron, Athlon 64 |
ホストインターフェース | 16/16-bit 800MHz double-pumped (DP) 6.4GB/sec HT, 8/8-bit 800MHz DP 3.2GB/sec HT |
メモリインターフェース | プロセッサに依存 |
対応メモリ | プロセッサに依存 |
最大積載メモリ | プロセッサに依存 |
統合グラフィックス | - |
AGP | AGP 8x |
チップインターコネクト | 8/8-bit HyperTransport Link |
インターコネクト帯域幅 | 800MHz DP 3.2GB/sec, 400MHz DP 1.6GB/sec, 200MHz DP 800MB/sec |
拡張I/Oバス | 2 x PCI-X (AMD-8131 PCI-X Tunnel) |
I/Oコントローラ | AMD-8111 HyperTransport I/O Hub |
ローカルバス | 32-bit PCI, LPC |
IDEチャネル | 2 ATA/133 |
USB | 6 USB 2.0 |
IEEE1394 | - |
AC'97 | 6-channel/3CODECs |
内蔵MAC | 100Mbit Ethernet |
AMD-8111パッケージ | 492-pin PBGA |
AMD-8131パッケージ | 829-pin OBGA |
AMD-8151パッケージ | 564-ball OBGA |
製造プロセス | - |
登場時期 | 2003年4月 - |
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