Advertisement
Site Navi
Related Links
Advertisement
2003/9 - 848Pを追加 2003/5 - 865PE/P/G正式リリースに基づく更新 |
Specs
Intel 875, 865 family chipset
Intel 875Pと865ファミリーは、800MHz FSBのPentium 4プロセッサとともに、それぞれ2003年4月と5月に発表された。
このうち875Pはハイエンド向けに位置付けられ、865にはメインストリームからバリュー向けの製品が用意されている。
875Pと865ファミリーには共通点が多く、全ての製品がHyper-Threadingをサポートし、デュアルチャネルDDR メモリインターフェースのほか、新たにCommunication Streaming Architecture (CSA) によるネットワーク専用バスを備えている。 I/Oコントローラには、ICH5か、Serial ATA RAID 0をサポートするICH5Rが使用される。 865ファミリーのうち最も低価格な製品となるのが865Pで、400MHz/533MHz FSB、DDR266/333をサポートする。 これに対し865PEと865Gでは、800MHz FSBとDDR400もサポートしている。また865Gはグラフィックス機能を内蔵した 統合型の製品となっており、350MHzの内蔵RAMDACによるCRT出力のほか、DVOが2ポートまで利用できる。 グラフィックスコアはIntel Extreme Graphics 2で、AGP 8xにより接続されるものの、実質845GEの内蔵コアとほぼ同じものとなっているようだ。 Extreme Graphics 2では、メモリの利用効率を改善するEnhanced RPTR、DVMT v2.0、IMMが導入され、Zone Renderingは ブロックサイズの拡大や1サイクルの実行時間を短縮する命令を追加したZR 2となっているが、プログラマブルシェーダやT&L、 パイプラインユニットなどの追加は行われていない。3Dコアの動作クロックも845GEと同じ266MHzとされている。 一方875Pは、800MHz FSBとデュアルチャネルDDR400構成時に利用できるメモリアクセス高速化機能、 Performance Acceleration Technology (PAT) をサポートする。PATでは、メモリアクセス要求、DRAMチップ選択ステージを それぞれ1クロックサイクル分削減することで、メモリアクセスレイテンシを引き下げることが可能となっている。 また、875PではECCメモリがサポートされている。なお、875Pと865は同一のダイを使用していると考えられており、 このうちPATが利用できる良質のコアが875Pとして出荷されているものと見られる。 875Pと865のメモリインターフェースはデュアルチャネルだけでなくシングルチャネルモードでの利用が可能だが、 FSBクロックによってメモリサポートが変わる形となっている。具体的には、400MHz FSB時にはDDR266のみ、533MHz FSB時には DDR333とDDR266が利用可能で、800MHz FSBではDDR400、DDR266と、メモリクロック320MHzの設定を持つ。 全ての製品で新たにサポートされたCSAポートは2Gbpsの帯域幅で、ネットワークコントローラが接続される。 CSAを利用することで、PCIバスの帯域幅を上回るギガビットイーサネットの性能は最大60%ほども向上できると言われている。 コントローラチップはギガビットイーサネット用の82547EIなどが用意されている。 ICH5は2チャネルのSerial ATA-150コントローラを内蔵、USBを8ポートサポートするものとなっている。 ICH5Rでは加えてSerial ATA RAIDが利用可能で、最初はソフトウェアRAID 0、後にRAID 1構成が追加された。 865ファミリー製品が出揃った後になって、800MHz FSBにも独自対応させていた845ファミリー製品郡を置き換えるために、 新たにバリュー向けの848Pが投入された。848Pではメモリの利用がシングルチャネル分に限定されるが、 800MHz FSBが正式にサポートされている。他の機能については865PEと同等で、CSA、Serial ATAもサポートされる。
|