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2003/11更新 |
Specs
NVIDIA nForce3, nForce3 Professional family chipset
NVIDIA nForce3ファミリーはAMD Opteron及びAthlon 64プロセッサに対応するチップセット。2003年4月、
Opteronプロセッサの登場とともに最初の製品であるnForce 3 Pro 150がシングルOpteronワークステーション向けとして発表され、
同9月にはAthlon 64用のnForce3 150が発表された。
従来ノースブリッジの役割だったメモリコントローラがOpteron、Athlon 64プロセッサに内蔵されたことから、 nForce3ファミリーではホストインターフェース、グラフィックス、I/Oコントローラなどの機能をシングルチップ構成で提供する。 NVIDIAによれば、ワンチップ化することでシステム全体のレイテンシを抑えられ、I/Oアクセス時のレスポンスが高速化できるという。 nForce3 Pro 150とnForce3 150は、ホストインターフェースとなるHyperTransportリンク、AGP 3.0/2.0、PCI rev2.3インターフェースや、 NVIDIA 10/100MbitイーサネットMAC、USB 2.0、ATA-133、AC'97コントローラ等をワンチップに統合している。Serial ATAはサポートしないものの ATA-133を3チャネル備え、また第3チャネルの速度は150MB/secに引き上げることが可能とされており、ブリッジチップを介したSerial ATA-150の サポートが意識されている。さらに、これらのチャネルに接続したIDE ATA及びSerial ATAディスクでのRAID構築を可能にするNVIDIA RAIDをサポート、 RAID 0ディスクストライピングとRAID 1ディスクミラーリング、RAID 0+1が利用可能だ。なお、MCP-TやMCP-Dに内蔵されている Audio Processing Unit (APU) は実装されず、オーディオ部分は一般的なAC'97のサポートとなる。 150シリーズのHyperTransportリンクは、アップリンク8-bit、ダウンリンク16-bitによる600MHz DPで動作するもの。 帯域幅は双方向合計で3.6GB/secと他のチップセットに比べて低速になっているが、NVIDIAでは特に問題は無いとしている。150シリーズが サポートするのは帯域幅2.1GB/secのAGP 8x、PCI (133MB/sec)、パラレルATA (400MB/sec)、USB 2.0 (60MB/sec)、イーサネット (25MB/sec) などであり、 ホストの帯域幅は3.6GB/secで十分という見解だ。なお、250シリーズ以降では双方向16-bit、800MHz DPのHyperTransportリンクが実装される。 他のNVIDIA製品と同様、nForce3ファミリーも共通ドライバアーキテクチャに対応し、ForceWare共通ドライバパッケージが 提供されている。ForceWareにはグラフィックス、オーディオ、ネットワーク及びストレージドライバが含まれ、さらにアドインとしてSystem Utilityが 利用可能だ。System UtilityではBIOSや各種の設定を最適化できる。 2003年末までに発表される見込みの第2世代nForce3、nForce3 250シリーズでは、新たに4チャネルのSerial ATA-150がサポートされ、 ホストインターフェースの帯域幅も最大6.4GB/secに強化された。また、これに加えてギガビットイーサネットをサポートする nForce3 250Gbが登場している。いずれもnForce3 150チップとはボール互換性があるとされている。 NVIDIAではさらに機能を拡張する次期製品を計画しているようで、今後はグラフィックス統合版やPCI Express対応製品が 登場すると見られている。統合コアはPixel Shaderユニットを内蔵するDirectX 9世代、GeForce FX 5200に近いものと考えられているようだ。
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